コロナ感染症対策と社会経済の両立を考える際に参考となる分析を提供したいとの想いから、2020年12月にデータ分析・モデル分析を始めました。
様々な偶然の重なりで、我々の分析は開始後すぐに政策現場の方々・一般の方々にも広く知られるようになりました。2021年1月以降、政策現場から分析を依頼されたり、政府の会議で分析を発表したり、メディアを通じて一般の方々に分析を紹介する機会に恵まれました。
分析から得られた気付きを政策現場の方々・一般の方々に共有させて頂いたことは研究者として大変ありがたいことです。しかしながら、感染対策と社会経済の両立は非常に難しい課題であり、コロナ感染によって多くの命が失われると同時に、多くの人々の生活が脅かされました。コロナ禍での経済・教育・文化的な負の影響は計り知れません。この文章を書いている現在（2022年6月15日）でも、まだ日本社会はコロナ危機が完全に終了したとは言えない状態であり、そういった負の影響は今後も続くことでしょう。
今後起こり得るパンデミックにおいて、より多くの命を救う政策、より多くの人々の生活を守る政策、より多くの人々にとって納得の出来る政策につながる知見を提供することを目的として、本プロジェクトではデータ・モデルを活用して様々な分析を展開していく予定です。
皆様の温かい声援と厳しい批判によって我々は成長します。今後とも声援と忌憚のないご意見をよろしくお願いいたします。
プロジェクト代表：仲田泰祐